文字間隔(レタースペーシング)変換ツール(トラッキング → CSS)

Photoshop/IllustratorのトラッキングやFigmaの%文字間隔をCSSのemおよびpx値に変換します。

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3つのツール、3つの単位

Adobeアプリはトラッキングをemの1000分の1単位で測定します。CSS em = トラッキング ÷ 1000となるため、トラッキング50はletter-spacing: 0.05emに相当します。Figmaのパーセント表示は単純にem × 100で、5% = 0.05emです。px値はフォントサイズにも依存し、16 pxでの0.05emは0.8 pxですが、同じ0.05emでも48 pxでは2.4 pxになります。デザインファイルに表示されている値をどれでも入力すれば、残りの値が即座に更新されるため、FigmaからCSSの仕様を開発者に渡す際に手計算をする必要はありません。SketchやXDもCSSと同じくem基準のロジックに従うため、複数のデザインツールが混在する現場ではem欄を基準に統一するのが最も安全です。

知っておきたい豆知識

「トラッキング(tracking)」という用語は、1960〜70年代の写真植字機器に由来します。Letraset社の転写シートや初期の写真植字機では、文字間隔を調整することは、フィルムや転写シートの上で文字の位置を物理的にずらすことを意味していました。よくカーニング(kerning)と混同されますが、両者は同じものではありません。トラッキングは選択したテキスト全体に均等な間隔を加えるのに対し、カーニングは「AV」や「To」のように形状が重なり合う特定の1組の文字間だけを調整し、均一な間隔では解決できない不自然な視覚的隙間を修正します。CSSには実務上知っておくべき落とし穴もあります。letter-spacingは最後の文字の後にも間隔を追加するため、中央揃えや右揃えのテキストは、誰も気に留めないこの見えない末尾の隙間のせいでわずかにバランスが崩れて見えることがあります。負のトラッキング値も正の値と同じように有効で、非常に大きな見出しでよく使われます。文字が本来の想定サイズを超えて拡大されると、標準の間隔が間延びして見え始めるためです。

  • 大きな見出し:トラッキング −10〜−30(視覚的な引き締め効果のために詰める)
  • 小さな大文字ラベル:トラッキング +50〜+200(可読性のために広げる)
  • 本文テキスト:通常は0のまま — 標準の間隔はすでに書体デザイナーによって調整済み
  • ロゴタイプやワードマーク:単一のトラッキング値では実現できない、文字ペアごとの個別調整が施されることが多い

よくある質問

Figmaで文字間隔がpxで表示されている場合はどうすればいいですか?

その場合はすでにCSSのpx値です。フォントサイズを正しく設定した上でpx欄に入力し、さまざまなフォントサイズで適切に拡大縮小するCSS用にem相当の値を確認してください。Figmaはファイルの設定によってパーセントとpxの両方の単位で文字間隔を扱えるため、値を開発チームに渡す前に、自分たちのデザインシステムがどちらを使用しているか確認しておくとよいでしょう。

大文字テキストになぜプラスのトラッキングが必要なのですか?

大文字(capital letters)は、アセンダーやディセンダーを持つ小文字と並んだときに自然に見えるように設計されています。バランスを取る小文字がなく、大文字だけを詰めて配置すると、視覚的に窮屈に見えてしまいます。すべて大文字のラベル、ナビゲーション項目、アイキャッチテキストには+5%〜+15%(トラッキング50〜150)が定番の解決策で、文字の形を一目で読みやすい程度に広げてくれます。

トラッキングとカーニングの違いは何ですか?

トラッキングは、単語・行・選択範囲全体など、一続きのテキストに均一な間隔を加えるものです。一方カーニングは、「AV」や「To」のように隣り合う特定の1組の文字間だけを調整し、そのままでは重なり合ったり不自然な隙間が生じたりする箇所を修正します。CSSでもこの2つは別々に扱われ、letter-spacingがトラッキングを制御するのに対し、font-kerning(通常は「normal」のまま)はフォント自体に内蔵されたカーニングテーブルから文字ペアごとのカーニングを制御します。

letter-spacingを適用すると、中央揃えのテキストがなぜ少しずれて見えるのですか?

CSSのletter-spacingは最後の文字の後にも間隔を追加します。これは多くの開発者を戸惑わせる仕様上のクセです。中央揃えや右揃えのテキストでは、この見えない末尾の余白が視覚的な中心をずらしてしまい、テキストが本来の位置よりわずかに左に寄って見える原因になります。よくある対処法は、その要素にletter-spacingの値とほぼ同じ大きさの負のmargin-rightを設定することです。

「トラッキング」という用語はどこから来たのですか?

1960〜70年代の写真植字機器に由来します。Letraset社の転写シートや写真植字ユニットといった機械では、文字間の間隔を調整することは、フィルムや転写シートの上で文字が「トラック(track)」される位置を物理的にずらすことを文字通り意味していました。この用語はデジタル組版の時代になっても使われ続け、やがてPhotoshopやIllustratorのようなツールにおける文字間隔の標準的な呼び方となりました。それが本来指していた物理的な機械が姿を消してから、ずっと後のことです。

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